妊娠中の体調や、妊活などを機にお仕事を辞めてしまう女性は多くいます。
産休育休などを取得出来る場合もありますが、産後も妊娠前と同様に働けるビジョンが持てずに退職することも多く、現在は日本女性の5割が妊娠出産を機にお仕事を退職しているんです。
妊娠中や出産に関しては、健診も補助が出たり出産一時金が支払われたりするのでそこまで大きな支出にはならないかもしれません。
ですが本当に貯蓄が必要なのは出産後ですよね。
産後はまず、赤ちゃん用品が何かと色々出費がかかります。
いくらあまりグッズを買わないように節約するといっても、洋服やオムツ、お世話の品など必需品も多く、私の経験上少なくとも月1〜2万円はかかったと思います。
目次
児童手当を当てにしてはダメ!
子どもが産まれると自治体から、1人あたりほとんどの場合は15,000円の児童手当が毎月もらえるようになります。(世帯年収が多い場合、額に制限があります。)
この児童手当を子ども用品に当てよう…と考えているなら、ちょっとまって!!
一般的にはフィナンシャルプランナーさんなどに相談すると、この児童手当を満15歳になるまで全て貯金に回すように必ず言われます。
それでやっと、学費の頭金程度を確保できるんです。
学費には子ども一人あたり約1,000万円、私立の大学に通えばさらにかかります。
本来は児童手当分の積み立てだけでは全然足りませんので、可能な範囲でもう5千円、1万円…と積み立てるのが理想的。
なので、児童手当は絶対に手をつけては行けないもの。児童手当を今後の生活費に充てようと考えている場合は、その後の家計が非常に苦しくなってしまうのが目に見えています。
専業主婦世帯は難しい時代なんです。
昔は年齢と共に昇給し、妻は専業主婦でもマネープランがやりくりできる社会でした。
ですが現在の日本社会は、専業主婦世帯は、世帯主収入が1,000万以上じゃないと成り立たないと言われています。
学費で大学を我慢させたり、家族で旅行にいけなかったりするのは寂しいですよね。
やりたいことを我慢しない理想を実現したければ、妻も働いて家計を支えて行く必要があるんです。
働きたい!でも、子育てしながら仕事復帰するには多くの壁が…。
多くの先輩ママは、子育てしながらの仕事復帰にとても苦労しています。
それは何故かというと、
- ブランクが空いてしまって、復帰出来る気がしない。
- 時短勤務を希望すると、なかなか採用してもらえない。
- 就職に有利なスキルを身につけたいけれど、育児で時間が取れない。
- 保育園の空きがなく、子どもを預けられない。
- そもそも仕事を探す時間すらない。
など、要因は多数。
子どもが1歳、2歳と成長してくると、ほとんどのママは
「そろそろ社会と関わりたい。私もまた働きたい」
という気持ちが沸き上がってきます。
その時に、様々な壁を乗り越えて再就職を成功させるためには、妊娠中の今からしっかりと準備をしておく事が大きな一歩なんです。
産後、仕事復帰するために今から出来る事は?
現在1人目のマタニティライフ中の方は、産後の生活がイメージ出来ないかもしれません。
赤ちゃんが寝ているうちに、勉強したり本を読んだり、仕事を探したりすればいいんじゃないの?と思っているかも。(私が、そうでした。笑)
でも実は…赤ちゃんが1人でお布団でスヤスヤ…なんてことはほぼあり得ません!
ず〜っと30分も1時間も抱っこして、やっと寝かしつけて、そっと布団におろすとまたギャン泣き…
抱っこしたままソファで寝る…そんな日々が産後は待っているんですよ〜。(それでも可愛いから良いのですけどね!)
1歳くらいで少し大きくなったら今度は遊びたい盛り。
日中は公園や児童館、支援センターなど子どもとの遊びに付き合い、合間の家事で1日はあっという間に過ぎ去ります。
ですので出産後はほとんど自分の時間は取れないのです。
妊娠中は自分の時間をたっぷり使える、最後のチャンス!
今のうちに少しでも、再就職に有利になるように出来る事をしておきましょう。
今出来る事1:仕事復帰についてのイメージをしておく。
子育てをしていて1年、2年と期間があくとだんだん、
「こんなに長い間仕事から離れてブランクが出来てしまったから、もう働くのは無理かも…」
と、ママの自信がなくなってしまうのも、仕事復帰をむずかしくしてしまう要因の一つ。
そうならないために、今からしっかりと育児しながらどんな風に働きたいかをイメージしておくことも大事です。
たとえば、
- 地元のアルバイトで週3日程度、短時間で働きたい。
- 時短勤務で夕方16時ごろまでのデスクワークがしたい。
- 紹介予定派遣から始めて、ゆくゆくは正社員復帰したい。
- 自分のやりたい事を極めて、起業したい。
など、漠然とでも「こんな風になりたい」というものをイメージして、時々思い出すようにしましょう。
そうすると、
「そうなる為には何が必要か?」
という事が頭の中で整理出来ます。
- 子どもの預け先はどうすれば良いか
- 希望の職につくためには何のスキルが必要か
- 家族には家事など何を協力してもらえば良いか
を認識して、いざ再就職したい!という時にすぐに動き出せるようにしておきましょう。
今出来る事2:自分の希望にあう求人情報をこまめにチェックしておく。
自分がどんな風に働きたいのか なんとなくでもイメージが付いたら、今度は子育てママ向けにどんな求人があるのかをチェックしておきましょう。
地元のパート情報誌を見たり、派遣の求人を見たりするとだいたい自分の希望する求人がどの程度出ているのかが把握出来ます。
週3日以内で働きたい、時給は1500円以上が良い、など条件が重なるほど求人の数は少なく、また求められるスキルも高まっていきます。
良い求人は出ても数日で応募終了してしまうことも多いので、いざ仕事をしたいと思ってから探すのでは なかなか希望のお仕事に出会えない事も。
ですので産後仕事復帰をイメージし始めたら特に、こまめに求人をチェックして良い仕事を見逃さないようにしましょう。
働くママ向けにどんな派遣求人があるか見たい方におすすめなリクルートスタッフィング。
派遣でどんな求人があるのかチェックしたい方は、大手派遣のリクルートスタッフィングで見てみるのがおすすめです。
まだ具体的にいつ仕事をしたいと決まっていないけど、ゆくゆくは派遣で…と思っている人向けに、Webのみで派遣の登録が完了するオンライン登録があるんです。
リクルートスタッフィングでは派遣登録をして自身の情報や求人条件を登録すると、マイページで自分に合ったお仕事を紹介してもらえます。
ちなみに現在私が設定した条件はこちら。
週2〜3でエリアや金額・残業なしなど複数の条件をつけていますが求人があるのは、やはりリクルート大手で求人案件が多いというのもポイントです。
1度登録しておけば、産後も気になる時にマイページにログインするだけで求人のチェックが出来ますので、是非登録してみてください。
今出来る事3:再就職に有利なスキルを身につけておく。
産後の再就職で成否を分けるのは、即戦力かどうかです。
産後、子育て中でも再就職に成功した先輩ママは、即戦力として活かせるスキルを持っているという事。
過去に働いた経験を活かしたスキルだったり、資格をとっていたりします。
企業的にも、仮に時短で勤務時間が短いとしても、
「すぐにうちの会社で活かせるスキルを持っているから、是非来て欲しい」
と採用されることが多いのです。
そして、産後に新たに資格を取得するのは、体力・メンタル・時間的にとても難しいので、妊娠中の今、やっておくことを強くおすすめします。
>>産後の仕事復帰を有利にするおすすめ資格・スキルはこちら。
時間のあるマタニティ中に出来る事をやっておこう!
今のうちにスキル磨きなどをしておくことで、産後いざ復帰したい!という時に自信にもなりますし、実際に応募出来る求人の幅が大きく広がります。
妊娠出産のタイミングを機に、やってみたかったことにチャレンジするママも多くいます。
自分の働きたい仕事につけるよう、是非取り組んでみてくださいね。















